アニメ映画評「この素晴らしい世界に祝福を!〜紅伝説〜」(ネタバレあり)
お疲れ様です。春風亭吉好です。
今日はアニメ映画評。「この素晴らしい世界に祝福を!〜紅伝説〜」の感想です。
本編のネタバレありなので未見の方はお気を付けください。
今回の劇場版は原作第5巻「爆裂紅魔にレッツ&ゴー!!」がベースになっています。
テレビ1期10話で原作の1、2巻、テレビ2期10話で原作の3、4巻とアニメ化してきましたが第5巻はその中でも人気エピソードなので劇場版化といったところでしょうか。
限られた尺の中でテンポ良く進みその中で挟まるギャグで場内爆笑の渦に包まれてました。
正直あそこまで笑いが起きている映画は久しぶりです。
紅魔の里へ向かう道中はテレポートで思い切ってカット。まぁカットするとしたらここでしょう。安楽少女とか見たかったですけどね。
それでも女オークに犯されかけるカズマさんは見事に描写。声優陣の演技も素晴らしくかなり笑いがおきていました。
紅魔の里での展開もかなりテンポ良くあれ?これで終わり?かと思ってからの劇場版オリジナル展開は熱かったですね。
特に最後の爆裂魔法×ライトオブセイバーは劇場版ならではの大迫力。そこに至る連携もジャンプ映画ばりの熱さを感じました。
敵幹部シルビア役の渡辺明乃さんの演技も良かったですね。要はオカマなんですが、オカマなのに色っぽく、でもオカマw
強くて怖いんだけどどこか憎めない。まさに明乃さんにしかできないキャラと思います。
なによりレギュラー陣のコンビネーション、アドリブ満載のお芝居が楽しかった!
カズマは最初から最後まで喋りっぱなし。クライマックスのめぐみんの部屋での葛藤、その他全般にわたるツッコミまでこのすばはカズマさん無しでは成り立たないですよね。
アクアはいつもはトラブルメーカー色が強いですが今回はカズマへのサポートが正妻っぷりというか、画面的に癒しになってましたw
展開カットされた分の役得がここにww
ダクネスも相変わらずの変態っぷり。出番を割り食ってたけれど要所要所でMを発揮w
そして今回メインヒロインのめぐみん!
原作ではこのエピソードから加速するカズ×めぐ成分を時間的には凝縮し、でも甘さたっぷりに描いてくれました。
いつもははっちゃけてる喋りからカズめぐの時のせつないトーンのお芝居と高橋李依さんの演技が見事に決まってます。
カズめぐ場面を絞った分は爆裂魔法に振り切ってましたね。
とにかく最初から最後までアニメこのすばらしさが満載!
原作既読の方も未読の方も楽しめることは間違いないです。
劇場版がヒットして6巻以降のエピソードもアニメ化してほしいですね。
春風亭吉好