ヲタクな落語家、春風亭吉好の毎日ブログ

落語界随一のヲタクな落語家である春風亭吉好のブログです。日常エッセイからアニメ評、落語から料理に関する話まで毎日まったりと書いていきたいと思います。

吉好がヲタクになったワケ(高校生編)

お疲れ様です。春風亭吉好でございます。

 

前回の記事の続き。吉好のアニヲタ遍歴の高校生編です。

 

吉好が高校生の頃にはアニメ界だけでなく世間的にはもアニメと言えばエヴァンゲリオンブームでした。

正確には中学3年生の時に本放送だったのですがその後深夜での再放送で一気に爆発した覚えがあります。

もちろん吉好も本放送から見ていました。もちろん好きでしたよ。キャラ的にはレイよりアスカ派でした。

当時はレイ派の声が大きくあまり言えませんでしたが(笑)

そう、エヴァも好きだったのですが当時それ以上に夢中になり、今でも吉好の中で殿堂入り的に好きな作品があります。

 

それは「機動戦艦ナデシコ」です。

エヴァブームが過熱する中でポストエヴァと評される作品群の中の一つでした。(他にはウテナガオガイガーなどがポストエヴァと言われてましたね)

ですが吉好はエヴァ以上にこのナデシコが大好きでした。

 

このナデシコという作品は機動戦艦ナデシコに乗り込む乗員達が揃いも揃って個性的で、でも空気は緩くラブコメしたりして。

わかりやすく言うとヤマトの中でうる星やつら(というかるーみっくわーるど)な作品でした。

 

一見軽い空気なんですがSF考証はしっかりしていて突飛な科学もキチンと理由づけがされています。

ブコメしている中も戦争中ですからあっさり人も死にます。

多くの個性的なキャラクターも薄っぺらではなく一人一人バックボーンが練られています。

 

ヲタクが好きな要素のいい所取りな作品は他にもありますが個人的にナデシコが優れていたのはそのバランス感覚ではないかなと。

全てが行き過ぎず、非常に高いバランスで纏められて視聴者に提供されていました。

SFにもラブコメにも偏り過ぎず見せ過ぎず、視聴者に想像の余地も残していました。

 

また複数の脚本家の方がそれぞれの個性を発揮されても破綻のしない間口の広さ。

それを纏めるシリーズ構成。

26話では勿体なくも、26話だからこそ間延びせずに美味しく最後まで見る事ができました。

 

最終的にSF的な決着は持ち越しでアキトとユリカの恋の行方で最終回を迎えますがそれもナデシコらしかったかなと。

 

さて、ナデシコという作品に関して色々語ってきましたがやはり一番の魅力はその個性的なキャラクターです。

その中でも一番人気と言いますか、当時エヴァブームの真っ最中でもアニメファンの間で綾波レイをも超える勢いで超絶人気だったキャラクターがいます。

それがルリルリこと「ホシノ・ルリ」です!

 

遺伝子操作で産まれた少女。クールでナデシコのAI「オモイナネ」とのみ心を通わせる。

しかしナデシコの緩いクルー達に感化され少しずつノリも良くなっていき、特に主人公であるアキトの事を頼りにし他には見せない一面を見せたりする。

色白でツインテール、猫目で感情の起伏の少ない少女。口癖は「バカばっか」

こんなん人気出ないわけないでしょう(笑)

 

メインヒロインはユリカであり、他にも主人公アキトを巡るヒロインは複数いました。

しかし、ナデシコファン、アニメファンの人気はルリに9割がた集中していたと思います。

もちろん吉好もルリに夢中でした。

当時はエヴァブームのお陰でアニメ誌が増え、ナデシコもテレビ放送後は劇場版に向けて毎号ルリルリの描き下ろしイラストがあったのでそれ目当てで全てのアニメ雑誌を買っていた位。

高校生時はルリルリに夢中だったせいで3次元の女性に全く目が向きませんでした。いや、マジで(笑)

 

劇場版では見事に主人公かつナデシコの艦長の座に。

よくルリはテレビ版か劇場版かで論争になりますが吉好はテレビ版派でしたね。

既に大人が多いナデシコクルーの中で子供かつクールなルリが少しずつ成長していくのが楽しかったのかもしれません。テレビ版でもある意味ナデシコの裏主人公的な。

 

ルリと言えばテレビ版19話「明日の『艦長』は君だ!」でアイドル衣装のルリが披露した「あなたの一番になりたい」という曲が超名曲です。

ルリの切ない恋心を歌ったようなこの曲。

翌日にはテレビ東京の電話がパンクするほど問い合わせが殺到したという伝説があります。

 

ちなみに劇場版は20回ほど観ました。

テレビ版と比べるとハードSF的な側面を前面に出し、ある意味救われないキャラクターもいますがその切ないエンディングは忘れられません。

救済は本編ではないですがスパロボで色々な形でなされています。

ナデシコスタッフが作ったわけではないですし、二次創作と言えばそうなるのかもしれませんがキチンと愛のある形の決着を見る事ができます。

特に最新作スパロボTでの劇場版ナデシコの決着はボイス入りで必見です。

 

当時ナデシコのビデオ、LD、CD、グッズなどにアルバイト代をほぼほぼつぎ込んでいた気がします。本当にナデシコがその頃の青春でした。

 

語っても語り尽くせないのでオールナイトでナデシコを語るオフ会とかいつかやりたいですね!

 

高校生時はその位ナデシコに夢中でしたが「少女革命ウテナ」「スレイヤーズ」「レッツ&ゴー」「大運動会」などにも夢中でしたね。

長くなってしまったので語りませんがw

 

ほぼナデシコの話になってしまった高校生編。

成人して以降のヲタク遍歴はまたいずれ。

次の記事は吉好が落語と出会ったお話の予定です。

 

春風亭吉好