ヲタクな落語家、春風亭吉好の毎日ブログ

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アニメ映画評「スタートゥィンクルプリキュア〜星のうたに想いをこめて」

お疲れ様です。春風亭吉好です。

 

今回もアニメ映画の感想です。

現在放送中のプリキュア最新作スタートゥィンクルプリキュアの劇場版「星のうたに想いをこめて」に関して。

 

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個人的に歴代の劇場版プリキュアの中でも上位に入る出来だったと思います。

 

物語の根幹は地球に慣れてきた宇宙人であるララと地球に初めてやってきて慣れない宇宙生命体であるユーマとの心の交流です。

 

ユーマは身近な生物の心や感情に影響を受け成長する星型生命体。

最初は赤ん坊のような状態であり慣れない地球の感覚に合わせられず地球の感覚を教えようとするララと一度はケンカ別れをしますが地球で得た経験と優しさで最終的にはユーマと打ち解けます。

これは地球に来てから多くの事を学んできたララの成長が見られた場面だし、地球人や来たばかりのユニではなく半年以上も地球で経験した宇宙人であるララだからこそ地球人と宇宙人の心がわかりユーマとわかりあえたという所でしょう。

今回は完全にララが主役の映画でしたね。

ララ推しとしては嬉しい限りです(笑)

 

ただひかるはともかく他の3人の出番が少なかったのは残念。

特にユニは前半暫く別行動でしたからね。まだゲスト感が拭えない、、。その辺は後述の戦闘シーンで挽回か。

 

そして戦闘シーンは熱い!

5人の宇宙ハンターにそれぞれ応対するプリキュア

苦戦するも劇場版限定のフォームチェンジで一気に逆転ってそれなんてジャンプアニメ?って感じでテンション上がりました。

水には電気が効くんじゃないの、、?とは思いましたが(笑)

ハンターも如何にも宇宙人らしく属性別でそれぞれ個性が際立ってて良かったですね。

 

映画オリジナルで12星座ドレスにフォームチェンジするんですがこれもそれぞれの12星座の個性を出した姿や技で面白かったですね。

他の4人が2星座ずつなのに前半出番の少なかったキュアコスモが4星座と出番の分は面目躍如か。

最後にスターとミルキーがなったのが魚座と蟹座でしたが聖闘士星矢世代としては不遇な黄金聖闘士だった2つにスポット当たり少し笑いました(笑)

個人的にミルキーの蟹座、コスモの乙女座、セレーネの射手座が好きかな。

 

サブタイトル通り「歌」が大きなテーマなのですが最後暴走したユーマに歌を届けるシーンは歌の綺麗なメロディと作画、そして特にララの思いも重なって感動。

巨大な必殺技ではなく歌と想いだけで解決というのはある意味マクロス以上ですね。

 

今回の映画はスタートゥィンクルプリキュアの大きなテーマである宇宙人との交流をより深く掘り下げ、どんなに遠い存在でもわかりあえるという事を真摯に描いていました。

子供達にも遠い世界の人々との交流にも想いが伝われば仲良くなれない人はいないといい影響を与えられたんじゃないかなと思います。

 

ただ上映初日なのに行った映画館は吉好含め殆ど大人でしたけど(笑)

 

プリキュア映画としてかなり楽しめた劇場版でした。

スタートゥィンクルプリキュアを見ている方は絶対楽しめますのでオススメ!

 

春風亭吉好