特撮映画評「仮面ライダージオウOverQuartzer」※途中重大なネタバレあり
お疲れ様です。春風亭吉好でございます。
本日2回目の更新です。
昨日は仮面ライダージオウの劇場版「仮面ライダージオウOverQuartzer」を観てきました!
仮面ライダージオウは平成仮面ライダー20周年記念作品でテレビ版でも歴代平成ライダーシリーズのレジェンド俳優が続々と出演、冬の劇場版でも仮面ライダー電王から佐藤健さんがサプライズ出演とかなり豪華な内容です。
レジェンド出演以外にも「王になる」という夢を持つ主人公ソウゴを筆頭に、ソウゴを殺しにきた筈なのに文句を言いつつ仲良くなるツンデレなゲイツ、ソウゴを王と讃え毎週祝う中二病的なウォズとジオウオリジナルの人物達もいい味を出しまくっています。ちなみに吉好はウォズ推し♪
そして今回の劇場版もレジェンドからのサプライズ出演やストーリー展開などに注目が集まっていました。
劇場版リュウソウジャーとの同時上映のためジオウ本編は70分前後と映画としてはそこまで長くなかったんですが、その中にシリアスなストーリー展開から本編からの伏線回収、かなり多いコメディ、メタ的な発言、続々と出演の豪華キャスト、そして平成ライダー勢揃いの戦闘シーンとこれでもかと詰め込んだ圧倒的な内容。
観る前は不安もありましたが結果的に120%楽しめましたね。
以下ストーリーやサプライズに関するネタバレあり
サプライズは仮面ライダーではなく仮面ノリダーこと木梨憲武さん。
いやぁ予想の斜め上過ぎました(笑)
ドライブ推しだったしまさかの竹内涼真さんかなぁと思っていたんですがそうかるか!と。
劇場内も笑いと驚きの声で一杯でしたね。
ただソウゴが仮面ライダーとして否定された立場の時に仮面ライダーになりたくても認めてもらえなかったノリダーの言葉が響くという実は名シーンでもあります。
ストーリー的に前半は戦国時代へタイムスリップし織田信長との関わりを描くんですがここが信長のキャラクターもありかなりコメディタッチ。
しかしこの前半の流れ自体が「本当の歴史とはどういう事か?」というジオウ≒オーマジオウを考えさせられる展開となっており必要不可欠でしたね。
そして現代に帰ってから後半の怒涛の展開。
真の常盤SOUGOことISSAさんの演技力の高さには驚かされました。
平成ライダー、そして平成というデコボコした時代の否定を突きつけられてから、「王になる事とは?」というソウゴ自身の目標への向き合う流れは熱かったですね。
ゲイツとウォズはどちらもそれぞれの立場でソウゴが大好きで王として認めているのもわかってほっこりしましたしw
そして怒涛の平成ライダー勢揃い。主役ライダーだけでなく、ブレン・G・ゴライダー・斬月カチドキ・漫画版クウガとありとあらゆる平成ライダー要素を詰め込んでこれでもかというサプライズ。これには場内も大変ざわついてましたねぇ。
ちなみに次回作のゼロワンは最初の夢オチだけかと思いきやエンディング後に全てを持っていくというw
本編内で変に活躍されるよりもよりインパクトあったかもしれません。
さぁテレビ本編も残り数話。劇場版の流れを受けて本編もどこまでやってくれるか楽しみです。
平成ライダー、そして平成も色々あったけどなんだかんだいい時代だったよねという気分にさせてくれる怪作であり快作である劇場版「仮面ライダージオウ」
もしジオウ好き、平成ライダー好きなら行って損はありません!
春風亭吉好