吉好が料理を始めたワケ
お疲れ様です。春風亭吉好です。
吉好を構成する3大要素と言えば落語、アニメ、そして料理。
という事で今回は吉好が料理を始めたお話。
今でこそ毎日料理をしたり、吉好の手作り料理を食べられる落語会なんてやってますが子供の頃から料理ができたわけではないです。寧ろ成人するまで一切できなかったです。
父は日曜日に親戚や近所の人を集めてバーベキューをしたり、母も料理上手でした。
毎日美味しいご飯を食べられましたが特に教えてもらった事はなかったです。
それが嫌が応にも料理をする事になったのは大学に入って一人暮らしを始めてから。
最初は全く料理の知識がなくコメの研ぎ方もわからなかったですし、肉を炒めるのに肉の後にサラダ油を投入したりしていました。
暫くは大学近くの定食屋で食べたりコンビニ弁当の生活でしたがそれだとお金が保たず。
そんな時に始めた焼肉屋のアルバイトの厨房で料理のイロハを教えていただきましたね。
お客様に出すメニューだけでなくバイト向けの賄いメニューを作る時に細かい所から教えてもらえました。
学生時代は部屋が溜まり場になる事が多く部屋飲みをする時にバイトで覚えたつまみを作ったりなどして振る舞ったり、別のバイトでお弁当を作って行って同僚のおばさんに試食してもらったら好評だったり。
そんなこんなで人に食べて喜んでもらう事を覚えて個人的に料理を勉強しました。
父がよく料理を振る舞って喜ばせていたのでそんな血が騒いだのかもしれません。
落語家になって母と二人暮らしの間は家では母が作ってくれました。
たまに作ろうとしてもハードルが高く途中で包丁を取られ結局母が作ってましたね(笑)
なので特に母に料理を教わってはないですがその味は舌が覚えています。
そういえば母は肉を食べなかったので肉料理の時は味見を頼まれましたね。
母が亡くなり必然的にまた自分で作る事になるのですが再現したいのは亡くなった父、母の味。
どこの家よりも美味しいと思っていた家庭の味です。特に晩年の母の味は舌で覚えている僕にしか再現できないはず。
もちろん外食でいい店に行けば美味しい物は食べられますが何より安心する味は父、母の味でありそれを再現したい。
毎日作るうちに少しずつ近づいて安心できるようになって来ましたがまだまだです。
その為にもこれから研鑽していきます。
なので結婚した後も料理は僕の担当です(笑)
よく作る料理の傾向としてはやはり母がよく作っていたメニューですね。
変わった物ではなく和食の定番メニューが多かったです。
コツをよく聞かれますが工程ごとに味見をしていればまず間違わないと思います。あとは最初に調味料を入れ過ぎない。
薄い所から濃くする事はできますが濃いのを薄くするのは大変です。
そんな感じで料理を続けております。
吉好の手料理が食べられる落語会なんてものもやらせていただいてますのでもし興味ある方は食べに来てください。腕によりをかけて手料理をお届けします。
そんなに料理をしている暇があったら落語の稽古をしろなんて言われた事もありますが料理は生きる事に直結しますし、食べてもらい喜んでいただく事は落語にも繋がると思っています。
そんな吉好の料理を今後ともお楽しみに。
元気になるまで暫くできませんが秋くらいにクッキング会もやれたらと思います。
これからはこのブログの料理タグで少しずつレシピを公開していこうかなと。
さて、アニメ、落語、料理の話としてきたので次回はヲタク落語を始めた時の話などしようと思います。
春風亭吉好