ヲタクな落語家、春風亭吉好の毎日ブログ

落語界随一のヲタクな落語家である春風亭吉好のブログです。日常エッセイからアニメ評、落語から料理に関する話まで毎日まったりと書いていきたいと思います。

新刊コミックレビュー「るろうに剣心〜北海道編〜3巻」※一部本編のネタバレあり

お疲れ様です。春風亭吉好です。

 

今回は新刊漫画レビュー。

るろうに剣心北海道編の第3巻です。

 

るろうに剣心と言えばドラゴンボール幽☆遊☆白書スラムダンクなどが続々と終わったジャンプ黄金期後を支えた作品の一つ。

史実を交えつつフィクションとケレン味たっぷりな、明治時代が舞台の時代劇アクション。

美形なキャラクター達と中二感満載な必殺技など男子にも女子にも大人気でしたね。

 

また斎藤一など実在の幕末の人物なども登場するのもポイントです。剣心は実際に新選組と戦ってる設定だし。

1、2コマしか出てない沖田総司が人気投票でベスト10入りするというw

 

吉好も司馬遼太郎先生の作品で新選組が大好きでしたのでこの辺りは高まりましたね!

 

以前の連載は人誅編で剣心の過去にも決着がつき、ジャンプ漫画の中でも打ち切られる事なく綺麗に完結した作品。

 

それが近年は実写映画の大ヒットでまた原作にも注目が集まり人気が上がってましたが18年ぶりに続編の北海道編がジャンプSQで連載開始しました。

 

北海道編も当時の作者コメントで構想はあったそうですがあくまで構想のみだったそうで。伏線はちょいちょい貼ってましたけどね。

 

綺麗に完結した作品だけにあまりブランクが短いと蛇足感があったかもしれません。

けどこれだけ間が空くともう復活してくれる方自体が嬉しいし、完全に当時のるろ剣のノリで問題なく楽しめています。

 

北海道編は剣心達が薫の父親を探しに新キャラ明日郎らを連れ北海道に行くところから始まります。

剣客兵器という如何にもるろ剣テイストなトンデモ剣客集団との戦いに巻き込まれ、、

という展開。

 

剣客兵器もあの斎藤一が苦戦したりと今までの敵役からも遜色ない強さを見せつけてくれます。雷十太先生や宇水のような噛ませにはなりませんようにw

 

さて、以下3巻のネタバレありです。

 

剣客兵器が北海道全土を巻き込んだ戦いを起こすという事で剣心達はそれに対抗する猛者を集める事になります。

 

まずは京都編や人誅編でも共闘した四乃森蒼紫や師匠である比古清十郎の合流も匂わせますがこれは顔見せ程度。しかし確実に後半で合流する事でしょう。

 

次に斎藤一の声かけでまず登場したのが元十本刀の飛翔の蝙也、刀狩りの張、おおかまの鎌足

張はともかくあとの2人は意外でした。いや、生きてるのは知ってたけど出番があるとはw

 

そして更に大本命として十本刀最強格の瀬田宗次郎と悠久山安慈、元新選組永倉新八が合流。

宗次郎と安慈は京都編の最後でもなんとなく伏線張ってましたよね。

何より斎藤一に続く実在の人物として永倉新八の登場は嬉しかったです。

多くが戦死した新選組幹部の中で永倉新八は数少ない生き残りの1人。満を辞しての登場ですね。

 

永倉新八新選組最強候補の1人ですが吉好の個人的な考えだと体力が続かないが短期は無敵な瞬発力最強が沖田総司、強襲など攻撃特化で最強が斎藤一、そして攻防に長けて総合力最強が永倉新八なイメージです。

 

剣心、斎藤、永倉三人での絡みも幕末を敵味方で乗り越えた間柄にしかわからない絆が見えてほっこりしました。

永倉がデマで言ってた剣士対近藤勇も見たかったなぁw

 

そんな猛者達が揃った見開きページは圧巻。

ここに蒼紫、師匠、弥彦と加わったら負ける気がしないですね。剣客兵器もそれに負けない個性や強さを描いて欲しいです。和月先生ならやってくれるはず!

 

キン肉マンなど最近は過去のヒット作の続編が多いですがこうやってかつてのライバルキャラが大集合は否が応でも盛り上がります。

 

先程も述べた通りこれが連載終わってすぐじゃダメだったんです。18年経って思い出が何周もして消化されたからこその高まり。

この先の展開も思い出をいい感じに上書きしてくれる熱い展開に期待しています。

 

アベンジャーズ的な展開となってきたるろうに剣心北海道編。かつてのるろ剣ファンなら絶対楽しめます!

 

 

 

 

 

 

春風亭吉好