ヲタクな落語家、春風亭吉好の毎日ブログ

落語界随一のヲタクな落語家である春風亭吉好のブログです。日常エッセイからアニメ評、落語から料理に関する話まで毎日まったりと書いていきたいと思います。

アニメ映画評「天気の子」(途中からネタバレあり)

お疲れ様です。春風亭吉好です。

 

今日は連雀亭の出番の後に新海誠監督の最新作「天気の子」を観てきました!

 

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結論から言うと個人的に「君の名は」よりも好きで心に刺さりました。

監督は賛否両論を心配されてましたが普通にエンターテイメントとして起承転結して楽しめたと思います。

 

ヒロインの陽菜も三葉より好きだったなぁ。素直で可愛い♪

音楽の入り方もくどくなく心地よく入ってくれたと思います。

 

何より映像美!

今作は天気=雨=水が大きなテーマでしたがその水の動きの美しさたるや。そして日が射した時の陽の光の美しさ。

途中花火のシーンがあるんですがそれが下から見上げるのではなく空中からのアングルを見事に表現していて素晴らしかったです。

 

 

以下ストーリーのネタバレあり。

 

 

 

「君の名は」では半分以上田舎が舞台でしたが今回は殆どが都会、新宿周辺が舞台です。

都会の喧騒の中で子供が生きていく難しさ、その中でギリギリのところで繋がる人間関係と上手くはいかない理想といったところを生々しく描いていたなと。

 

そんな中で主人公はヒロインを取るか世界を取るかという選択に迫られるという。

 

「天気の子」の感想でよく90年代、00年代のギャルゲー、エロゲのようだとの感想をよく見ましたがたしかにそうだなとw

 

上記の選択はエンディング直前の大きな選択肢ですよね。

ここで世界を選んだら陽菜はいなくなるけど世界は晴れ渡る。でも心にはぽっかり穴が開いてってノーマルエンド。

そして陽菜を選んでもフラグが足りないと最後のビルの上で警察に取り押さえられて終わったり。

他にも要所要所で選択を迫られる場面も多く、また都会や大人の汚さも描いているところ、主人公の子供と大人の間で揺れる思春期っぷりがまさしくエロゲっぽくw

ルート的には陽菜ルート一択ですけどね。

 

90年代、00年代にギャルゲ、エロゲ(AVG)をプレイした方々にはその雰囲気にぐさっと刺さるのではないかとw

流石新海誠監督はギャルゲー、エロゲ上がりですからね。

 

キャストの皆さんの演技も良かったです。

新海誠監督はドラマ中心の俳優さんからアニメ中心の声優さんも分け隔てなく声質と演技で選ばれていて全ての人物がハマってて自然でしたね。

 

そしてキャラクター的に陽菜も可愛いんですが個人的に刺さりまくったキャラは

 

 

凪先輩!!

 

凪先輩!!!

 

 

大事なことなので二回言いました。

 

本当に先輩じゃなく、むしろヒロインである陽菜の弟なんですけど帆高、そして我々にとっての先輩です!

 

小学生なのに何人も女の子侍らせて、でも勘違いしていず紳士的。シスコンという事もなく主人公ともあっさり意気投合、むしろ主人公の恋の悩みにきっちり答え(ここが先輩)、更には女装まで披露するというパーフェクトイケメンw

極め付けには今カノと元カノが花澤香菜佐倉綾音!(どちらも声がねw)

 

ここまで完璧な弟キャラはなかなかいません。

凪先輩を見る為にも「天気の子」を観ても損はありませんw

 

そういえばプリキュア初音ミクにまさかのこのすばの駄女神ことアクア様までいたのはびっくりw

あとは君の名はからの、、、!?

 

前作の大ヒットで上がりまくったハードルの中で全ての方でないにしても結構な方の心にグサッと刺さる「天気の子」

まずは観に行ってみましょう!

 

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春風亭吉好