好きな漫画紹介「ぼくたちは勉強ができない」
お疲れ様です。春風亭吉好です。
今回は少年漫画です。週刊少年ジャンプ作品です。
少年ジャンプといえばバトル、冒険漫画やスポーツ漫画などのイメージがあるかもしれませんがそれ以外にもラブコメ枠というものがあります。
これがまたジャンプのラブコメ枠!と1ジャンルで括れる位のポジションを有していると思っています。
自分の中では古くは「きまぐれオレンジロード」、思春期の頃に「電影少女」「いちご100%」、最近は「ToLOVEる」「ニセコイ」など。
主人公はモテる、ヒロインが複数、ちょっとした(中には過激な)お色気要素がジャンプラブコメの王道です。
オレンジロード以降で長期連載したジャンプのラブコメ漫画は一通り揃えてるんじゃないかなって位好きです。
その中から現在連載中の「ぼくたちは勉強ができない」(以下ぼく勉)を紹介します。
原作は筒井大志先生。ジャンプ+でニセコイのスピンオフ「マジカルパティシエ小咲ちゃん!!」を描かれたりしていましたね。
ぼく勉は不器用だけど努力で成績を上げてきた秀才な主人公「唯我 成幸」が文系の天才だけど理系志望な「古橋 文乃」、理系の天才だけど本人は文系志望な「緒方 理珠」、水泳の天才だけど英語が苦手な「武元 うるか」というヒロイン達に受験勉強の指導係をしながらヒロイン達とのラブコメな日常を描くというお話。
ジャンプ漫画に天才要素は付き物ですがこの作品はヒロイン達が天才でありながら自身のやりたい事とは違うちぐはぐさ、主人公自身は指導は上手いけど天才ではない努力型という天才を多く出しながらもそれが全て上手い方向にいかないという「不器用さ」がテーマとなっていて面白いなと思います。
またラブコメ要素も受験勉強という大前提がいい感じでストッパーとなり恋の進展がし過ぎないという自然さに上手く働いていますね。
何よりラブコメ漫画で大事なのは主人公を好きになれるかどうかですがこの作品の主人公である成幸は個人的に最近のラブコメ漫画でも特に好感度が高いです。
ヒロイン達への優しさはもちろんなこと、恋に関しては鈍感ながら思春期ながらの反応もあり、何より人の為に一生懸命。それが押し付けではなく自分の為にもなっていると思えてヒロイン達への尊敬の念を忘れない。
達観し過ぎず決して驕らず謙虚な。そんな人物です。
お陰で展開にイラッとせずにすんなり楽しめます。
またヒロイン達も大変魅力的かつ丁寧に描かれていて交互にくるお当番回で様々な魅力が掘り下げられていきます。
文乃は一見お嬢様キャラながら恋愛耳年増で主人公たちの相談役ポジション、最初は傍観者だったのが段々と成幸が気になっていき家族のバックボーンが明らかになると成幸との距離が近くなり、、という。
あまり感情を表に出さず、一般的な人の感情も理解しづらかったところを段々と感情豊かになり、、
割とマスコットポジでしたが最新回ではついに、、?という。
うるかはとにかく最初から成幸が好き!で。でもヘタレだからなかなか踏み出せないいじらしさ。
そして途中からの追加ヒロインも大変魅力的です。
医学部志望の浪人生「小美浪 あすみ」先輩。
やや言葉遣いも悪く小悪魔的なイタズラ好き、でも意外と面倒見のいいというギャップ。
そして数々のヒロインの中でも人気投票で1位なキャラクターが「桐須 真冬」先生。
今まで追加ヒロインで、しかも先生ポジションが人気1位ってなかったんじゃないでしょうか?
真冬先生は一見クールで仕事もこなす完璧超人。主人公やヒロイン達にもとにかく厳しくルールは絶対、ちょっととっつきづらいキャラクター、、、と思っていました。
しかしこの作品の大きな要素である「ギャップ」がこの先生にはあります。
真冬先生は仕事ぶりは完璧、学生時代にフィギュアスケートをやっていて運動神経は抜群!
だけど家事全般が全くダメ!という。
家事全般がダメなキャラクターは今までも多くいたと思いますがこの先生はとにかく放っておけば部屋はゴミ溜め、料理をすれば消し炭ができ、家では常にジャージという。
特に普段の完璧超人とのギャップが凄まじく。
これがたまたま成幸が家事の手伝いをする事になり成幸にしか見せないダメなところという秘密を共有するところから普段とのギャップで可愛らしいところをどんどん見せていきます。
先生も実生活を成幸無しではいられないんじゃないかな?という依存ぷり。
ただもちろん教師と生徒という関係上で恋愛としてはなかなか発展しないですがだんだんと素を見せドギマギしていく先生がたまらなく可愛いですし、そんな先生を高校生ながらに支える成幸の実直さに胸を打たれます。
また真冬先生は本人の趣味とは関係なしに何故かコスプレする機会も多いんですよねw
こんな先生キャラが人気でないわけはなく人気投票では見事1位。要所要所で先生回も多く取り扱われています。
まさかの追加キャラで先生ポジエンドくるかなぁと期待。
おっと真冬先生を語っていたら長くなってしまいましたw
最初は眼鏡っ娘好き的に理珠推しだったんですがだいぶ真冬先生に傾いています。
ただこの作品は担当回を交互に持ってきて丁寧にヒロイン達を掘り下げていくのでその度に推しがゆらいだりするんですけどね。
漫画のエンディングもそうなんですができたらゲーム版でそれぞれのエンディングとか見たいなぁ。それくらい誰に転んでもおかしくないラブコメです。
最近は毎週ニヤニヤしながら楽しみにしています。
主人公もヒロインもとにかく魅力的な「ぼくたちは勉強ができない」
ジャンプのラブコメ漫画が好きな方には間違いない作品だと思います!
春風亭吉好